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君のゴムの壁/君の壁(2020年)
¥4,000
SOLD OUT
友人と飲んでいたあるとき、「君には壁がある。でも鉄壁ではなくて、分厚いゴムでできている壁みたいで、押せるには押せるけれど倒したり壊したりできなさそうな壁だ。」と言われたことがある。 私は「あぁなるほど」と思った覚えがある。自分の心の壁の存在を自覚していたのである。しかしながら、自分でもその壁の取っ払い方がわからない。 その後長い対話を経て、おそらく少しずつ消滅していっているのではないかと思う。 自覚なき心の壁、認知できても壊し方のわからない心の壁。ちょっと怖いものがる。 ※左の「君のゴムの壁」は売約済みです。 「君のゴムの壁」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。左の「君のゴムの壁」は売約済みです。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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あのビルをぷりんのように掬えたら(2020年)
¥4,000
今住んでいるマンションは古く、管理組合では建て替える建て替えない修繕するなどの問題が山積している。そんな話をしこたま聞いた翌日、散歩をしながら、建物がプリンくらい柔らかく掬えたら話は進むのかもしれないなと、荒唐無稽に考えていた。 「あのビルをぷりんのように掬えたら」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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間違っていた(2020年)
¥4,000
SOLD OUT
26歳の時、私はザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」を聞いて、人生が変わった。そのロックンロールの体験は、他作品「梵我一如」であったわけなのだが、その衝撃を受けた渦中にいた時とき私の気持ちは、言葉にするなら、「今まで(の価値観がすべて)間違っていたのかもしれない!!!!」ということだった。 圧倒的に、決定的に、間違っていた。そのことに気が付いた。 しかしかと言って、今の自分が正しいという風にも思わない。いつか「また間違っていた!!!まだ間違っていた!!!!」などと思うのかもしれない。また一方で、ニーチェの『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』という有名な言葉があるが、そもそも物事の正誤は、自身の解釈によってのみしか存在し得ないものだろうとも思う。 いずれにせよ、今の私がいるのはあのときの体験が本当に大きく、私のアイデンティティの礎となっていることは間違いがない。 「間違っていた」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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丁髷を結く子の飯太刀の魚(2020年)
¥4,000
1歳の息子の髪が伸びて、ちょんまげを結っていた。 丁髷と言えば、武士である。武士と言えば、刀である。 そんな連想から生まれた句。 ちなみに息子は太刀魚はまだ食べたことがない。 「丁髷を結く子の飯太刀の魚」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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この真白土より出づる大根かな(2020年)
¥4,000
大根を切ると、みずみずしい光り輝く白い断面が出てくる。 あの焦げ茶色の混沌とした土の中にいながらして、この真白は何事だ、と思う。 「この真白土より出づる大根かな」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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つぼみな日々(2020年)
¥4,000
SOLD OUT
昔「つぼみな日々」というタイトルで数年間ブログを書いていた。つぼみという名詞を形容詞化して「つぼみな日々」。ハンドルネームも「つぼみ」。 私は花が好きで、家には常に花がある。花屋で花を選ぶとき、だいたいつぼみがあるものを買う。つぼみはそのすべてが開くわけではないけれど、開く可能性を多分に秘めた、言わば希望とも言える。咲いていく様を見つめるのは幸福度が高い。 数年経って、ずっとつぼみのままでは・・・と思ってそのブログは閉めて、新しいブログを書き始めたのである。 「つぼみな日々」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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冬薔薇の漠々とした家に咲く(2020年)
¥4,000
他作品「冬薔薇のある凛として紅一点」と同じ薔薇について書いている。誰も住まなくなって閑散とした家にも、花は咲く。雑草ばかりで色のない荒れた庭に、濃いピンク色の薔薇が凛と咲いていた。 「冬薔薇の漠々とした家に咲く」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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大量の爪楊枝たち散らばって思い出したりあの日の水飴(2020年)
¥4,000
SOLD OUT
1歳の息子を、見守りながらキッチンの探索をさせてみた。引き出しに入っている爪楊枝を見つけ、ばらばらと数本ずつ落とし始める。次に入れ物をひっつかんで逆さまにした。その瞬間、加工された木の匂いがわっと広がって、私の脳裏には子供の頃に食べた水飴の割りばしが想起した。そうか、あの水飴の味は、加工された独特な木の匂いとともにあったのか。 唐突な記憶の呼び起こしであった。 大量の爪楊枝たち散らばって思い出したりあの日の水飴(短歌) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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運動会頬赤き子の誇らしき(2020年)
¥4,000
5歳になる姪の運動会の動画を見た。小さな子がたくさん、踊りをしたり、かけっこをしたりしていた。姪は特別に甘えん坊だったのだが、お母さんがいなくてもひとりで立派に演技をしていた。おばである私は、自分の息子の数年後に思いを馳せてしまい、実にほほえましい気持ちになった。 「運動会頬赤き子の誇らしき」(季語:運動会(秋)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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我が絆し横一列に祝箸(2020年)
¥4,000
数年前の新年句会のときの作である。 「絆」は一般的には「きずな」と読むが、送り仮名がつくと「ほだ し」と読む。 私の親族は、毎年正月に大広間におせち料理やお寿司を並べた宴会をする習慣がある。普通の割りばしではなく「寿」と書かれた紅白の箸袋に入った祝箸が並べられる。何せ人数が多いものだから、所狭しと食べ物が広げられ、祝箸もずらりと並ぶ。 皆、多かれ少なかれ家族の問題や抑圧というものはあるものだと思う。大切なものだから、あるいは大切なものだとされているから、何より「きずな」深いものだから、だからこその「ほだし」が生まれる。 そんなことを思った新年会から、この句を作った。 「我が絆し横一列に祝箸」(季語:祝箸(新年)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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歩くとは考えること月上る(2020年)
¥4,000
他作品でも書いているが、私は歩くことが好きである。 歩いているうちに、混沌漠然としていた考え事が不意にまとまってくることがある。まったく不思議なことだが、ぽんと言葉が出てきて整理されるのである。 考える、ということは、何も脳内だけでやっているのではない。言葉だけを使って考えているのでもない。体の全部の反応を使って考えているのである。歩いていると考えが進みやすいのは、全身の血行が良くなるからではないだろうか。 歩くことで、道を進めるだけでなく、考えも進める。気が付いたら、冴え冴えとした秋の月が上っていた。 「歩くとは考えること月上る」(季語:月(秋)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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冬薔薇の凛としてある紅一点(2020年)
¥4,000
今は廃墟と化している実家の庭に、ぽつんと濃いピンク色の野ばらが咲いていたことがある。 光を帯びているかのように凛と一輪だけ咲いていた。 そこにある、そこにいる、その存在は憧れを抱いてしまうほど。 今でも脳裏に焼き付いている。 「冬薔薇の凛としてある紅一点」(季語:冬薔薇(冬)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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行く秋やどうして文に涙のにじむ(2020年)
¥4,000
10月30日、1年余り文通をしていた相手が亡くなった。一度もお会いしたことがなかったけれど、週1くらいのペースで文を交わした。 私が最後に送った手紙は読むことができず、ご家族が棺に納めてくれたそうだ。 もうあの手紙は来ない。 とっても、楽しかったです。 「行く秋やどうして文に涙のにじむ」(季語:行く秋(秋)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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今なら音楽が好きと言える (2020年)
¥4,000
SOLD OUT
昔は、音楽が嫌いだったわけではないのだが、さして興味があるとは言えなかった。 26歳の頃、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」を聴いて、私の人生は変わった。この時、私はブルーハーツの「歌詞」に心を持っていかれたのだと思っていた。でもやっぱり彼らの曲が、音楽が好きで、ひとしきり周辺音楽を漁った。どうやら私は「歌詞」だけに心を奪われているわけではなさそうだということが分かった。 音楽とお近づきになりたい、とギターを始め、簡単なコードなら奏でられるようになった。友人のジャズギタリストからジャズの話をたくさん聞いた。 音楽全般が楽しめるようになって、私の世界は鮮やかさを増したように思う。 今でも音楽に詳しいだなんて毛頭言えないけれど、今なら「音楽が好きだ」と自分にも他人にも惑うことなく言える。 「今なら音楽が好きと言える」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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暗がり、首振って乳首探す (2020年)
¥4,000
SOLD OUT
1歳の息子の話である。夜、真っ暗な寝室で、息子はおっぱいを求めて時折泣いて目を覚ます。私が息子の方におっぱいを差し出すと、目は閉じたまま首を振って息を荒げながら口に乳首を探し当てる。この姿は母子だけのものだ。私しか知らない息子の顔。乳を飲んでいる今だけの期間限定の息子の顔。一心不乱、本能むき出し。もうすぐこの姿は見られなくなってしまうから余計に愛おしく思うのだろう。 「暗がり、首振って乳首探す」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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世界はアドベンチャーワンダーランド (2020年)
¥4,000
1歳を過ぎた息子は、この世界の行動範囲をめきめきと広げている。ベビーゲートを壊そうとしたり、椅子によじ登ろうとしたり、布団の海を渡ったり、便器を掴んでみたり、爪楊枝をばらばらにしてみたり、スマホをいじってみたり、クローゼットを漁ってみたり、玄関に降りてみたり・・・。すべてのことが新しく、すべてのものが大きく、全身を使って世界の探索中だ。 大人になれば、便器を掴んでみることも、玄関に降りてみることも、ほとんど意味も希望のない行動にはなるが、視野を広げてみれば、大人にとってみてもまだまだワンダーランドな世界が広がっている。この個展も、私にとってはそんなアドベンチャーなのかもしれない。 「世界はアドベンチャーワンダーランド」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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薪割りのつもりで牛蒡縦に切る (2020年)
¥4,000
牛蒡を切るとき、まず適当な長さに切ってから、繊維に沿って縦に切ることが多い。 薪割りを私は経験したことがないが、きっと斧の薪割りはこんな感じなのだろうと思いを馳せる。 牛蒡を小さな木に見立てて、包丁の刃先を少しだけ噛ませて、あとは一気に叩くようにして切る。 それもそうと、句作前には知らなかったのだが、料理用語で「薪割り牛蒡」という切り方が存在するらしい。 「薪割りのつもりで牛蒡縦に切る」(季語:牛蒡(秋)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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そのすべてが借り物であるとして (2020年)
¥4,000
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私は、この世のものはもう全てが借り物であると思っている。自分だけのオリジナリティなんて存在し得ない。物だって言葉だって思想だって、厳密に言って私が作ったものなど皆無だ。(一部物理学や哲学の世界では、前人未踏の真新しい発見というようなものが存在するのかもしれない。) 本気でそう思っているのだが、ではそれで、芸術でもなんでも良いが、私たちは何をしていくのだろうか。それは今無数にある借り物を組み合わせて、”何か良いもの”として出すことである。言葉も書も、それをやっているにすぎないのだが、それには一抹の新しさや良さが宿るだろうことを信じて、私は日々借り物の組み合わせを続けているのである。 そのすべてが借り物であるとして、今日もさて、どうするのだ。 「そのすべてが借り物であるとして」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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月が煙草百本吹かせば夜の雨 (2020年)
¥4,000
俳句を始めた初期の頃のお気に入りの句作である。 この頃、私はなんと30歳で煙草を吸い始めた。妊娠をきっかけに吸ってはいないが、私は煙草には良い思い出しかない。こんなに美味しく楽しいものを今まで知らなかったのか、と当時は思ったものだ。 その煙草をモチーフに句を作りたかった。この句は当時の句会で特選をいただけて、さらに私の煙草にまつわる思い出は良いものになったのである。 「月が煙草百本吹かせば夜の雨」 (季語:月(秋)) サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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クレーン車が街を吊り上げようとしている (2020年)
¥4,000
ある日、西新宿を散歩していると、比較的大きな区画で大きな開発が進んでいた。 見上げると眩暈がしそうなほどのクレーン車が巨大な鉄骨を移動させていて、私はしばらくそれを見ていた。このままこの街が吊り上げられてしまうのではないかと思った。 「クレーン車が街を吊り上げようとしている」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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恐竜のことを思いながら・・・(2020年)
¥4,000
SOLD OUT
他作品でも骨付き肉のことを書いているが、やはり私は骨付き肉が気になるらしい。 私が鶏手羽元をかじっていると、まだ母乳しか飲めない乳飲み子がそれをじぃっと見つめていた。私も骨付き肉をかじり続けた。乳飲み子は何を思ったのだろうか。 「恐竜のことを思いながら骨付き肉にかぶり付く人を乳飲み子が涎の玉を下唇に溜めながら凝視している 彼はひとたび目を離すとあうらうらうらうと大声で喋り始めた」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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聳える (2020年)
¥4,000
SOLD OUT
『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』 (Standing on the Shoulder of Giants)というoasisのアルバムがある。このアルバムタイトルは、「私がより遠くまで見渡せたとすれば、それは巨人の肩の上に乗っているからである。 (If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.」というアイザック・ニュートンの言葉からきているらしい。私たちはいつだって、借り物(巨人)の世界で生きている。時々、意図的に巨人の肩から降りてみると、その巨人は眩暈がするほどに大きく聳え立っている。立ちはだかるものが大きすぎて前が見通せないので、また巨人の肩に乗って遠くを見渡す。 極めて概念的なことであるが、私はなんだかこのことはよく分かる気がするのである。 「聳える」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※2作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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鬼の念仏鬼の行水鬼の金棒 (2020年)
¥4,000
先日、東京ステーションギャラリーに「大津絵展」を観に行った。全体的に漫画風な可愛らしいものが多く、個人的にとても好きな絵画たちであった。 その中に少し滑稽な顔つきの鬼が行水している絵や、鬼の念仏をモチーフにした絵がいくつかあった。鬼は昔から空想のものであると思うのだが、いかにも人間らしい行動をしている。 鬼の念仏は、「無慈悲、冷酷な人が、表面だけ神妙にふるまうこと」という意味があるらしいが、大津絵の鬼の絵はどこか愛らしさを先に感じてしまって、冷酷さを感じなかった。 鬼が鬼であっても、人間であっても、念仏を唱えたり、行水したり、金棒持ったり、鬼は鬼なりにそれぞれ色々事情があるよなあと思った次第である。 「鬼の念仏鬼の行水鬼の金棒」 サイズ:半紙(24.3×33.3㎝)の半分ほど(詳しいサイズはお問合せください) ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。
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東京タワーまで歩く (2020年)
¥4,000
SOLD OUT
歩くのが好きである。どこくらい好きかというと、時間があって雨が降っていないのであれば、新宿から品川まで(約9㎞)歩いてしまうくらい。目的地がなくてもただ歩きたいのだが、目的地があるのは尚良い。 東京タワーは、目的地のシンボルとして実に華々しくて目指し甲斐がある。スカイツリーではない、あの赤く巨大な鉄骨、東京タワーが良い。孤独感も哀愁も携えながら、威風堂々とかっこよく、今日も建っているのである。 ※一番左の作品は売約済みです。 「東京タワーまで歩く 」 サイズ:はがき大(詳しいサイズはお問合せください) ※3作品掲載がありますが、お好みのほうをお伝えくださいませ。一番左の作品は売約済みです。 ※商品価格は、すべてマクリ(書いたそのままの和紙1枚)の状態です。紙は自然な白色です。画像加工で表装をしておりますため、実際に裏打ち・表装をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。物にもよりますが、パネル装・額装は数千円~で可能です。 ※送料は着払いとなります。